自分がどんな個性をもっていて、どう表現したらいいのか知っている人は輝いて見えます。
わたしはよく「自分ってなんだったけ」「なにができるんだろう、なにができないんだろう」とモヤモヤ考えてしまうことが多いです。そのまま無限ループで出口が見つからず落ち込むこともしばしば‥。
「自己肯定感を高めるためにいくらスキルを伸ばしても、なんだか心にはポッカリ穴が空いたまま。自尊心が高まらない。」これはよく見聞きする言葉ですが私自身それを実感しています。
そこで、自己肯定感が低く自尊心がない自分を克服するために、今回は「自分を知るためのリスト」を作成してみました。ぜひ参考になれば幸いです。それではスタート〜!
自分を知るためのリスト
基本的に過去を振り返ってリストを書いていきます。
主に子ども時代(小学生くらいまで)を中心に考えたほうがいいそうです。思い出す項目は下記を中心に。
- 得意だったこと
- 好きだったこと
- 時間を忘れて集中したこと
- 過去に誰かから褒められたこと
- 周りの友達と接していて「あれ?なんで出来ないんだろう?」と思ったこと
- 特別好きでなくても続けていたこと
- その能力を使ったときに良い反応を得られたこと
得意なことについて
得意なこととは「人より優れていること」と考えている方が多いのではないでしょうか?
では、その「人」とはいったい誰なんでしょう?
自己肯定感が低い人は「これができてすごいね」と言われることがあっても「私なんかより上手い人はいるから私はまだ胸を張って得意なんて言えない…!」と思ってしまいます。
比較対象が日本中の人・世界中の人なんでしょうね。上を見上げたらきりがないのに。
ここでその対象を「身近な人」に置き換えて考えます。(家族・友達・クラスメイトなど)
- 身近な人より知識と経験をもっていること
- その能力を使えば身近な人にプラスを影響を与えることができるもの
これを得意の定義にしたほうがより自分の長所を見つめ認めてあげることができるようです。
時系列に思い出す
過去を振り返る時、ざっくばらんに考えるのではなく時系列に振り返るとわりとスムーズに記憶の糸をたどることが出来ました。
(例)
- 幼稚園:
- 小学生:
- 中学生:
- 高校生:
- 大学生:
- 社会人:
こんな感じで時系列に思い出してみます。
自分を知るための得意なこと一覧(わたしの場合)
幼稚園
- 絵を描くことが得意だった
- 絵本を読むことが好きだった
- 連絡事項を毎日親に伝えていたため周りのママさんから頼りにされていた
小学生
- キャラクターの絵を描くことが得意だった
- 転校を2回したけど学年で一番絵が上手だと言われ休み時間に他クラスからも人が群がった
- 自由帳に絵を描いては人にプレゼントすることが多く親にいじめを心配されるほどだった
- 乾かした牛乳瓶のフタにポケモンを絵を描いてあげたら男子はそれをメンコにして遊んでくれていた
- とくに勉強はしなくても常に90点以上とれていた
- 算数が得意だった
- 漢字ドリルと算数ドリルが好きだった。配られたらすぐに何巡もして答えをほぼ暗記していた。
- 社会のノートは漫画っぽくして勉強していた
- 読書、とくに児童書が好きで時間を忘れて読んだ
- 小5からPCに触れ、WEBデザインとHTMLを楽しんで覚えた
- 水泳を習っていたので個人メドレーが泳げた
- 習字を習っていたので字を書くと褒めてもらえた
- テレビは見ないで毎日ラジオを聴いていた
中学生
- 絵を描くことは得意で密かにホームページを作っていた
- 「あなたのイラストが好きです」というコメントを見ず知らずの人にもらって嬉しかった
- 映画が好きだった
- 音楽が好きで人より詳しかった
- 数学と理科が得意だった
- 問題集を徹底的にやることが楽しく、答えを暗記してテストでは満点。学年トップだった
- ホームページで日記を書いていたら「紡ぎだす文章が好きです」と言ってもらえて嬉しかった
- 握力が強かった
- テニスとバドミントんが好きでレギュラーに入って大会にも出ることが出来た
- テレビは見ないで毎日ラジオを聴いていた
高校生
- 感性が個性的と言われていた
- クラス・部活関係なく友達が多く不思議がられていた
- 最近の曲のイントロを聞いただけですぐに何の曲かわかった
- 文化祭でクラスTシャツに龍を描いたらそれが評判で印刷所の人や学年でも褒めてもらえた
- 明るくて一緒にいると刺激をもらえる存在だよ、と言ってもらえた
- 携帯で撮った写真を加工することが好きだった
- ブログを書くことが好きで毎日続けていた
- 映画を見ることが好きで、人より詳しかった
- 女性作家の小説が好きで夏は図書館に通って読みふけった
- 電卓が得意で珠算電卓検定を一級まで取った
- テレビは見ないで毎日ラジオを聴いていた
大学生
- 人生のモテ期がやってきて驚いたけど、色んな人に可愛いねと言ってもらえて嬉しかった
- 髪を染めてロングヘアになってから本屋や電車内でアドレスを渡されるなど男性からの評判が良かった
- バイト先で接客が一位になり賞与をもらった
- 頭の回転が良いと褒められた
- 物覚えが良いと褒められた
- 授業中に何かしていても先生の話は聞くことが出来た
- 集中して勉強することで在学中に資格を3つとった(MOS、秘書検定一級、色彩検定)
- 毎晩朝まで作品をつくった
- テレビは見ないで毎日ラジオを聴いていた
- 作った作品が評価され、はじめてデザインの仕事をすることができた
- 就職先にはスキルは無かったがセンスに期待され、スカウトで入ることができた
社会人
- 痩せて服装をきれいめにしたら色んな人に容姿を褒めてもらえた
- OL時代に議事録や書類作成など苦労することなく褒めてもらえた
- 知識0からIT業界に飛び込み、独学で習得した。どんどんできるようになるのがすごく楽しかった
- GAを分析した結果200%改善することができて賞与をもらった
- アートディレクターとして手がけたアプリが1,000万DLを達成した
- まだASOが目立ってなかった頃、徹底的に勉強・分析しカテゴリ内2位になるまでDL数を伸ばした
- 独立後、SEOを勉強・分析・改善を繰り返し一度も営業をせず仕事がくるようになった
- 尊敬している上司に「女性向けのトレンド察知能力に長けている」と褒められた
- 多くの人に「エンタメ(音楽・映画)に強いね」と褒められた
- 「一度見ただけで80%のことはできるようになる力がある」と褒められた
- 独学でWEBデザイン・コーディングを覚えた
- 絵を描くこと・作品をつくることは得意だ
- ファッションスケッチをすると褒めてもらえることが多い
- 前向きな姿勢でいると人が寄ってくる
- 「あなたには惹きつけられる不思議な魅力がある」と褒められた
得意なことを一覧にしてみて
とっても恥ずかしいですがなんとか捻りだして書き出してみました。もう曝け出しまくってます。笑
なんだかこうやって書き出してみると「もしかして自分ってやればできるタイプなのでは?!」と前向きに考えられるようになりますね。
最後にリストアップした結果をまとめてみます!
得意なこと
- 絵を描くこと(not美術)
- 過集中すること
- 分析すること
- PC操作
- ブラインドタッチ
- 問題集を何度も解くこと
- 書類作成
- 徹底的に調べあげること
- トレンドを察知すること
- ブログを書くこと
好きだったこと
- 本を読むこと
- 絵を描くこと
- 作品を作ること
- 音楽を聞くこと
- 映画を見ること
- 児童書を読むこと
- ラジオを聞くこと
褒められたこと
- エンタメ・女性向けトレンド察知能力
- 外見・ファッション
- 前向きな性格
- 書類作成
- 内に秘めた魅力?
まとめ
- 情報収集力・集中力・分析力がある。
- PC操作に長けている。(事務〜デザイン・コーディングまで)
- アウトプットすることが好き。(絵・文章・アート作品)
- インプットはラジオ・音楽・映画・児童書・ネットサーフィン・街散策。
- 理数系が得意。
- 外見・ファッション・前向きな性格を褒められる。
苦手克服より、得意なことを伸ばす
- 好きだという理由だけでやっていると、こんなはずではなかった、と壁にぶち当たるものです。
- 人は強みを発揮できる仕事で成果を上げるように、得意で仕事の成果をあげる。
- 好きと得意は違います。
その仕事を続けたり、その仕事をする上で必要な知識や技術や能力を学んだり磨いたりするためには、努力が必要です。これは子どもも大人も同じです。ただし、苦しくてすぐにでも止めたい努力と、それほど苦にならなくて、いくらやっても飽きない努力があります。
興味がある本や映画は見ていて楽しいですが、興味のないものを強制されて読んだり見たりしなければいけないのは苦痛です。わたしたちは、自分の好奇心を満たしてくれるものには飽きないし、いくらでも集中できます。いくらでも集中できて、飽きない、というのが、その人に「向いていること」です。
自分に「向いている仕事」というのは、「好き」という言葉で語れるものではないのかも知れません。いくら努力しても苦痛ではなく、絶対に飽きない、それが「向いている仕事」ではないでしょうか。
いままさに「好き」を仕事にして壁にぶちあたっています。
そして今回こうやって過去を振り返ってみると理数系が得意だったことに気が付きました。
もしや私が苦しむこと無く成果をあげられることは「PCをつかった事務的な作業や、トレンド察知、情報収集・数字の分析」なのかも…?
そしてそれをブログで文章やイラストにしてアウトプットする流れがスムーズで腑に落ちます。
まだ流行する前なのにその情報どうやって知ったの?なんでそんなに知ってるの?とよく言われて生きてきました。
そして分析にもとづいて企画をつくると相手には魅力的にみえるようで通ることが多いです。(今のところ99%くらい…!)
尊敬する先輩にも「あなたの長所はトレンド察知力とプロデュース能力だ」とも言われました。
しかし、その当時の私は「絵が描きたい!デザインがしたい!」といってアドバイスを跳ね除け、デザイナー・アーティストとして独立しました。
そして今、苦しんでいます。
ここまできたら創作アウトプットは「好き」でも、仕事としては「得意」じゃない可能性がありますね。
(決定的な要因として、わたしは人の要望通りに作品を作ることができません…)
じゃあ今度はわたしの「得意」を活かす道を模索してみよう。
なんだか前向きになってきた気がします。
次回につづきます!
うららかな日々をお過ごしください。ではでは。

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おまけ
職業・仕事によって、わたしたちはいろいろなものを手に入れることができます。お金や地位や名声が、あとでついてくることもあります。でも、それだけではありません。
わたしたちは職業によって社会とつながっていることを忘れないでください。社会とつながっているという感覚はとても大切です。それは、社会から必要とされている、他人から認められているという感覚を持つことでもあるからです。職業につき働くことで、わたしたちは充実感や達成感、それに友人や仲間を得て、集団や会社や組織に属すことで、自分の居場所を確かめることができます。
わたしは集団に属していないから孤独感に苛まれて自分の居場所を見失っているのかもしれないな、とも思いました。
▽こちらの本からの抜粋です。

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